ドッグフード選び、本当に悩みますよね。特に人気のモグワンとロイヤルカナンの比較で迷っているあなた、すごくよく分かります。この記事では、その二大ブランドを徹底的に掘り下げていきますよ。「モグワンの口コミは良いけど、中にはやめた、ダメだったっていう話も聞くし…高タンパクだけど肝臓は大丈夫かな?」とか、気になりますよね。一方で、ロイヤルカナンは犬種別の多さや、療法食の分野、例えばロイヤルカナンの消化器サポートなんかが有名ですけど、実際のロイヤルカナンの口コミはどうなの?とか。素材派のモグワンか、科学派のロイヤルカナンか、あなたの愛犬にどっちが合うのか、一緒に見ていきましょう。
この記事のポイント
- モグワンとロイヤルカナンの根本的なコンセプトと原材料の違い
- 実際のユーザー口コミから見る両フードのメリット・デメリット
- 療法食や特定の健康(肝臓・消化器)への配慮に関する考え方
- あなたの愛犬のタイプや飼い主さんの価値観に合うのはどちらか
モグワンとロイヤルカナン比較:基本編

- モグワンの特徴とコンセプト
- モグワンの口コミや評判を調査
- モグワンと肝臓への影響は?
- モグワンをやめた理由やダメな点は?
- ロイヤルカナンの特徴とコンセプト
- ロイヤルカナン犬用フードの概要
- ロイヤルカナンの口コミや評判を調査
| 比較項目 | モグワン (チキン&サーモン) | ロイヤルカナン (代表例:ミニ アダルト) |
|---|---|---|
| コンセプト | 手作りレシピのようなグレインフリーフード | 科学的根拠に基づく犬種・年齢・悩み別フード |
| 主原料 | チキン、サーモン (動物性原料56.5%) | 米、コーン、肉類 (鶏、七面鳥など) |
| グレイン(穀物) | 不使用 (グレインフリー) | 使用 (米、コーン、小麦など) |
| タンパク質 (保証成分) | 27%以上 (高タンパクの傾向) | 25.0%以上 (製品により異なる) |
| 脂質 (保証成分) | 10%以上 | 14.0%以上 (製品により異なる) |
| 特徴的なラインナップ | チキン&サーモン / マグロ&白身魚 | 犬種別、年齢別、食事療法食など多数 |
| 添加物 (酸化防止剤) | 天然由来 (ミックストコフェロールなど) | ミックストコフェロール、ローズマリーエキス、BHA、没食子酸プロピル等 (製品による) |
モグワンの特徴とコンセプト

まず、モグワンから見ていきましょう。このフード、最近すごく人気ですよね。
モグワンのコンセプトは、ズバリ「愛情のこもった手作り食のようなドッグフード」です。開発者が愛犬のために手作り食を研究したレシピが元になっている、とされていますよ。飼い主さんとしては、そういう背景ってちょっと安心感があるかもしれません。
最大の特徴は、グレインフリー(穀物不使用)であること。これは、犬によっては穀物の消化が苦手だったり、アレルギーの原因になったりすることに配慮した設計、と考えられます。穀物の代わりに、エネルギー源としてサツマイモやエンドウ豆、レンズ豆などが使われていますね。
そして、原材料へのこだわりも強いみたいです。公式サイトの情報を見てみると、「チキン&サーモン」フレーバーの場合、こんな内訳になっています。
モグワン「チキン&サーモン」の動物性原料 (56.5%)
- 放し飼いチキン生肉: 21%
- 生サーモン: 12%
- 乾燥チキン: 12%
- 乾燥サーモン: 7.5%
- チキングレイビー: 2%
- サーモンオイル: 2%
(参照:株式会社レティシアン モグワン公式サイト)
原材料の半分以上がチキンとサーモンというのは、かなり動物性タンパク質に力を入れている証拠かなと思います。特に「生肉」や「生サーモン」を全体の30%以上も使っているのは、風味や食いつきを良くするための工夫だと言えそうですね。
さらに、公式サイトでは「ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉や魚を使用」とも記載されています。これは、私たちが食べる食品と同じレベルの管理がされた工場から来た原材料を使っている、という意味合いで、品質にこだわる飼い主さんにとっては魅力的なポイントかもしれません。
他にも、カボチャやリンゴ、海藻といった野菜や果物、お腹の健康をサポートするとされる乳酸菌も配合されています。添加物については、香料や着色料は不使用。フードの品質を保つために必要な酸化防止剤には、天然由来のミックストコフェロール(ビタミンE)が使われている、とされていますよ。
成分バランスはどうなの?
保証成分値を見てみると、タンパク質が27%以上、脂質が10%以上となっています。これは、一般的なフードと比較して「高タンパク・低脂質」な傾向と言えますね。しっかり筋肉をつけたい活発な子や、体重管理をしたい子にも使いやすいバランスかもしれません。
まとめると、モグワンは「素材の品質や透明性を重視したい」「グレインフリーで、肉や魚中心の食事を与えたい」と考える飼い主さんに、特に注目されているフードだと言えそうです。
モグワンの口コミや評判を調査

コンセプトや原材料は良さそうだけど、実際のところ、みんなはどう思ってるの?っていうのが一番気になるところですよね。私もネットでよく口コミをチェックしちゃいます。
モグワンに関しても、本当にたくさんの声が寄せられています。ここでは、よく見かける代表的な口コミや評判を、客観的にまとめてみますね。
良い口コミ・評判で多いのは?
まず、圧倒的に多く目にするのが「食いつきがとにかく良い!」という声です。これはやっぱり、主原料にチキン生肉や生サーモンをたっぷり使っているおかげかもしれませんね。素材の香りがしっかりするからか、「今まで何をあげても食べムラがあった子が、モグワンだけは完食してくれる」「袋を開けた瞬間に飛んでくる」といった喜びの声は、本当に多く見られます。フードジプシーから解放された、という飼い主さんもいるみたいですよ。
次に多いのが、「毛並みや毛ヅヤが良くなった気がする」という評判。これは、原材料に含まれるサーモンオイル由来のオメガ3脂肪酸や、良質な動物性タンパク質(タンパク質は皮膚や被毛の主成分ですからね)の影響が考えられます。
また、「便の状態が安定した」という声も少なくありません。モグワンはグレインフリーで、お腹の調子をサポートするとされる乳酸菌も配合されています。穀物がお腹に合わなかった子や、腸内環境が気になっていた子には、良い変化が見られることがあるのかもしれませんね。
懸念される口コミ・評判は?
もちろん、良い口コミばかりじゃありません。懸念される点もしっかり見ておきましょう。
一番多く指摘されているのは、「価格が高い」という点。2025年時点の公式サイトでの通常価格は1.8kgで5,456円(税込)です。高品質な原材料を使い、イギリスから輸入していることを考えると仕方ない部分もあるかもしれませんが、スーパーやホームセンターで買えるフードと比べると、やっぱり割高感はありますよね。毎日続けるものだからこそ、このコストは大きな判断材料になると思います。
ちなみに、モグワンは定期コースで申し込むと割引が適用されて、最大で20%OFF(税込4,364円)になるようです。もし続けるなら、定期コースの利用が前提になるかもしれませんね。
次に、「期待したほど食いつきが良くなかった」「最初は食べたけど、すぐに飽きてしまった」という声。これはもう、犬の個体差としか言えないですよね…。どんなに高級な食材でも、好みじゃなければ食べてくれないのが現実です。こればっかりは試してみないと分からないのが、ドッグフード選びの難しいところです。
その他には、「フードの匂いが独特で、ちょっと苦手」という飼い主さんの声(おそらくサーモンの魚系の匂いが強めなのかも)や、「うちの子には合わなかったみたいで、便が緩くなってしまった」という体質とのミスマッチを指摘する声も一部で見られました。
口コミは、あくまで「その子、その飼い主さん」の感想です。食いつきや体調の変化には本当に大きな個体差があります。参考にするのは大事ですが、鵜呑みにせず、「うちの子の場合はどうかな?」という視点でチェックするのがおすすめですよ。
モグワンと肝臓への影響は?

モグワンを検討していると、「モグワン 肝臓」という関連キーワードが出てきて、ドキッとした方もいるかもしれません。これは、モグワンの栄養成分が関係しているようです。
モグワンの保証成分値を見ると、タンパク質が27%以上となっています。これは、一般的なドッグフードの中では「高タンパク」な部類に入ると言えます。ここから、「高タンパクなフードは、犬の肝臓や腎臓に負担をかけるんじゃないか?」という心配が生まれているみたいですね。
この点について、少し整理してみましょう。
タンパク質と肝臓の一般的な関係
まず、タンパク質は犬にとって非常に重要な栄養素です。筋肉や内臓、皮膚、被毛など、体を作るための基本的な材料になりますからね。
犬がタンパク質を摂取すると、体内でアミノ酸に分解されます。その過程で「アンモニア」という有害な物質が発生するんですが、健康な犬の場合、このアンモニアは肝臓で無害な「尿素」に変換され、その後、腎臓から尿として排泄されます。これは正常な体の仕組みです。
つまり、健康な犬であれば、モグワンのタンパク質レベル(27%)が、ただちに肝臓に悪影響を及ぼすという直接的な医学的根拠は示されていません。実際、世の中にはタンパク質が30%を超えるプレミアムフードもたくさんありますからね。
注意が必要なのは「既に肝機能が低下している犬」
問題となるのは、すでに肝臓の機能が何らかの理由で低下している犬の場合です。ここ、すごく大事なポイントですよ。
獣医師への相談が最優先です!
もし愛犬が健康診断などで「肝臓の数値(ALT, ASTなど)が高い」と指摘されたり、すでに肝疾患の診断を受けていたりする場合、話は全く別です。
肝機能が低下していると、アンモニアを尿素に変換する能力が落ちてしまうことがあります。その結果、体にアンモニアが溜まりやすくなり、さらに肝臓に負担をかけてしまう可能性があるんです。
このような場合、獣医師さんはタンパク質の摂取量を制限したり、タンパク質の種類を調整したりした「肝臓サポート用」の食事療法食を処方することが一般的です。モグワンは、こうした「療法食」ではありません。
愛犬の肝臓に少しでも懸念がある場合は、絶対に飼い主さん自身の判断でフードを選ばないでください。必ず、かかりつけの獣医師に「このフード(モグワン)の成分(タンパク27%)は、うちの子の状態でも大丈夫でしょうか?」と具体的に相談することが必須です。
結論として、健康な成犬であれば、モグワンの高タンパクなレシピは筋肉の維持などに役立つ良い点も多いと考えられます。ただ、シニア期に入って運動量が落ちてきたり、健康診断の数値が気になったりした場合は、その都度、獣医師さんと相談しながら愛犬に合ったフードを見直していく姿勢が大切かなと思いますよ。
モグワンをやめた理由やダメな点は?

あれだけ「食いつきが良い」と評判のモグワンですが、一方で「やめた」という声や、「うちの子にはダメだった」というレビューがあるのも事実です。これって、すごく気になりますよね。なんでやめちゃったんでしょうか?
口コミなどを調査してみると、その理由はいくつかのはっきりしたパターンに分けられるようです。品質が悪いから、というよりは、「愛犬や飼い主さんとの相性(フィッティング)」の問題がほとんどみたいですよ。
1. 嗜好の問題(食べない・飽きた)
これが一番多い理由かもしれません。「あんなに評判が良いから期待して買ったのに、うちの子は匂いを嗅いだだけでプイッとしてしまった…」とか、「最初の数日はガツガツ食べたのに、1週間で飽きて食べなくなった」とか…。
こればっかりは、本当に犬の個性としか言えないですよね。モグワンはチキンとサーモンが主原料なので、そもそも魚系の匂いが苦手な子や、チキンアレルギーではなくてもチキンの気分じゃない子(笑)もいるわけです。また、粒の形状(モグワンは真ん中に穴が空いたドーナツ型)が、その子の口の形や食べ方のクセに合わなかった、なんて可能性もあるかもしれません。
2. コストの問題(価格が高い)
これも大きな理由です。「H3: モグワンの口コミや評判を調査」でも触れましたけど、やっぱり価格はネックになります。1.8kgで通常価格5,000円超え(割引あっても4,000円台)というのは、家計へのインパクトが大きいです。
特に多頭飼いの飼い主さんや、大型犬の飼い主さんにとっては、消費量がすごいことになりますからね…。「フードの品質は良いと思うし、愛犬も食べてくれる。でも、経済的にこれを続けるのは厳しい」という現実的な判断で、もっとコストパフォーマンスの良い市販のフードに戻す、というケースは少なくないようです。
3. 体質の問題(便が合わなかった)
「食べさせてみたら、便が緩くなってしまった(下痢気味になった)」あるいは「逆に、便が硬くなりすぎてコロコロになった」という、消化器系の相性の問題です。
モグワンはグレインフリー(穀物不使用)ですが、代わりにサツマイモやエンドウ豆、レンズ豆といった豆類が使われています。犬によっては、これらの豆類やイモ類に含まれる食物繊維が体質に合わず、お腹の調子が変化してしまうことがあるみたいですね。グレインフリーだから誰にでも合う、というわけではないのが難しいところです。
4. 利便性の問題(通販限定)
これも地味に大きいポイントです。モグワンは基本的に公式サイトなどのオンライン通販でしか買えません。
「あ!フードが今日切れるんだった!」と思っても、近所のペットショップやホームセンターに駆け込むことができないんです。定期便で届けてもらうシステムが基本ですが、その配送サイクル(例:毎月1袋)と愛犬が食べるスピードがズレてきて、「次の便までフードが持たない!」とか「まだいっぱい残ってるのに次のが来た…」といった管理が手間に感じる人もいるようです。この「手軽に買えない」という点が、市販品に戻るきっかけになることもあります。
こんな風に見てみると、「モグワンがダメだった」というよりは、「愛犬の好み・体質」や「飼い主さんの予算・ライフスタイル」に合わなかった、というケースがほとんどだと言えそうですね。フード選びは、品質だけで決まるものじゃない、ということかなと思います。
ロイヤルカナンの特徴とコンセプト

さて、次はおなじみのロイヤルカナンです。ペットショップや動物病院に行けば、ほぼ必ずと言っていいほど目にするブランドですよね。
ロイヤルカナンの歴史は古く、1968年にフランスの獣医師ジャン・カタリー博士によって設立されました。設立のきっかけが「犬の皮膚疾患を食事でケアできないか」という研究だったそうで、そのルーツからして科学的・獣医学的なアプローチが強いブランドなんです。
彼らが掲げるコンセプトは「ヘルス ニュートリション(Health Nutrition)」。日本語にすると「犬と猫の健康な生活のための栄養学」といった感じでしょうか。モグワンが「手作り食のような素材感」を重視しているのとは対照的に、ロイヤルカナンは「科学的根拠に基づいた、最適な栄養バランス」を追求しているのが最大の特徴です。
そのコンセプトを最もよく表しているのが、圧倒的な製品ラインナップの多様性です。ロイヤルカナンは「すべての犬に合う万能なフードは存在しない」という考え方(まさにモグワンとは逆ですね!)に基づき、個々の犬のニーズに合わせてフードを細分化しています。
ロイヤルカナンの細分化されたラインナップ
- サイズ別:ミニ(小型犬)、ミディアム(中型犬)、マキシ(大型犬)
- 年齢別:パピー(子犬)、アダルト(成犬)、エイジング(中・高齢犬)
- 犬種別:柴犬、トイ・プードル、チワワ、ダックスフンドなど、30種類近くの犬種専用フードがあります。
- ライフスタイル別:インドア(室内犬)、アクティブ(運動量が多い犬)など。
- 特定の悩み別:ウェイトケア(体重管理)、スキンケア(皮膚サポート)など。
- 食事療法食:動物病院でのみ扱われる、特定の病気(腎臓、消化器、心臓など)に対応したフード。
例えば「柴犬 専用フード」なら、柴犬が維持したい健康な皮膚や被毛に配慮した栄養素(オメガ3・6脂肪酸など)を配合したり、柴犬の顎でも掴みやすい粒の形状を研究したり…といった具合です。ここまで細かく分けているブランドは、他にあまりないですよね。
この「一頭一頭の個性に合わせた栄養学」という徹底した姿勢が、世界中の獣医師やブリーダーといったプロフェッショナルから長年にわたって支持されている、最大の理由かなと思います。
ロイヤルカナン犬用フードの概要

ロイヤルカナンの「科学的アプローチ」は、その原材料の選び方にもはっきりと表れています。ここがモグワンとの最大の違いかもしれません。
原材料の考え方:「素材」より「栄養素」
モグワンが「放し飼いチキン生肉」や「生サーモン」といった「素材(Material)」を前面に出しているのに対し、ロイヤルカナンは「栄養素(Nutrients)」を重視する姿勢を公言しています。
つまり、「犬の健康に必要なタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルを、過不足なく正確に供給すること」が最優先。そのために最適な原材料を組み合わせる、という考え方なんです。
その結果、ロイヤルカナンの一般食(例えば「ミニ アダルト」など)の原材料表記を見ると、一番最初に「米」や「コーン」、次に「家禽*ミート」(*鶏、七面鳥など)と書かれていることが多いです。(参照:ロイヤルカナン 公式サイト)
これを見て、「えっ、主原料がお肉じゃないの?穀物なの?」と驚く飼い主さんも多いと思います。最近のグレインフリー(穀物不使用)のトレンドとは真逆ですよね。
これに対するロイヤルカナンの考え方は、「米やコーンは、適切に加熱処理されていれば犬にとって消化性が非常に高く、優れたエネルギー源である」というものです。必要な栄養素を安定的に供給するために、あえてこれらの穀物を選んでいる、ということみたいですね。
栄養設計の具体例
例えば、「ミニ インドア アダルト(室内で生活する小型犬の成犬用)」というフードがあります。これは、運動不足になりがちな室内犬のニーズに合わせて、以下のように栄養が設計されているとされています。
- 理想的な体重維持:運動不足を考慮し、カロリーが適切に調整されています。
- 消化と便の状態:消化率が90%以上の超高消化性タンパク質(L.I.P.※)と適切な食物繊維を配合し、健康的な消化を維持し、便の量と匂いを軽減するように配慮されています。
- 皮膚と被毛の健康:EPA・DHAを含むオメガ3系不飽和脂肪酸などが、健康な皮膚と被毛を維持するために配合されています。
※L.I.P. (Low Indigestible Protein) とは、ロイヤルカナンが独自に選定した、消化率が非常に高いタンパク質のことです。
添加物についての懸念(BHAなど)
ここで、ロイヤルカナンを検討する上で避けて通れないのが、添加物の問題です。
合成酸化防止剤の使用について
ロイヤルカナンの一部の製品には、フードの品質と鮮度を保つ(油脂の酸化を防ぐ)目的で、「BHA(ブチルヒドロキシアニソール)」や「没食子酸プロピル」といった合成酸化防止剤が使用されている場合があります。
これらの添加物は、日本の「ペットフード安全法」を含む世界各国の規制において、犬の健康に影響を及ぼさないとされる基準値内での使用が許可されています。ロイヤルカナンも当然、この基準を遵守して使用していると公表しています。
しかし、飼い主さんの価値観として、「長期間与え続けるものだから、合成添加物はできるだけ避けたい」「モグワンのように天然由来の酸化防止剤(ミックストコフェロールなど)を使っているフードが良い」と考える方も非常に多いです。これは、どちらが正しいかではなく、飼い主さんの「安心」の基準をどこに置くか、という問題かなと思います。
ロイヤルカナンは、「栄養素の精密なバランス」と「機能性」を最優先するフードだと言えそうですね。
ロイヤルカナンの口コミや評判を調査

ロイヤルカナンは、世界中で最も多く使われているドッグフードの一つと言ってもいいかもしれません。それだけに、口コミの数も膨大です。良い評判も、懸念される評判も、両方見てみましょう。
良い口コミ・評判で多いのは?
まず、ロイヤルカナンを選ぶ最大の理由として挙げられるのが、「獣医師さんやブリーダーさんに勧められたから」という安心感です。これは本当に多いですね。
特に愛犬の体調が優れない時や、療法食が必要になった時に、動物病院で「これをあげてください」と指導されるのがロイヤルカナンだった、という経験を持つ飼い主さんは多いです。専門家が推奨するブランド、という信頼感は非常に大きいようです。
次に、「ラインナップの豊富さ」を評価する声です。「うちの子は柴犬だから柴犬用をあげている」「太り気味だからウェイトケア用にしたら体型が維持できている」「インドア用で便の匂いが気にならなくなった気がする」など、愛犬の犬種や年齢、ライフスタイル、悩みにピンポイントで合う製品が見つかりやすい、という利便性を評価する声が多数あります。
また、「入手性の良さ」も大きなメリットです。動物病院はもちろん、ペットショップ、ホームセンター、さらにはネット通販まで、本当にどこでも手に入ります。「フードが切れそうになっても、すぐに買いに行ける」という安心感は、通販限定のモグワンにはない強みですよね。
懸念される口コミ・評判は?
一方で、ロイヤルカナンに対しても懸念の声はもちろんあります。
その筆頭は、やはり「原材料への不安」です。「H3: ロイヤルカナン犬用フードの概要」でも触れたように、「なぜ主原料が穀物(米やコーン)なの?」「家禽ミートっていう表記が、何の肉かハッキリしなくて不安」といった声です。これは、モグワンのような「素材の透明性」を重視するフードと比較した時に、どうしても目立ってしまう部分かなと思います。
次に、「添加物(BHA)が気になる」という声。これも根強くあります。「安全基準値内だとは分かっているけど、できれば合成酸化防止剤は避けたい」と考える飼い主さんが、他のフード(例えばモグワン)を選ぶ理由になることは多いようです。
食いつきについては、犬によって本当にバラバラです。「すごくよく食べる」という子もいれば、「匂いが油っぽい感じがする」「(特に療法食は)嗜好性が低いのか、全然食べてくれない」という声もあります。こればかりは、モグワン同様、個体差としか言えないですね。
こうして見ると、ロイヤルカナンは「科学的な栄養バランスと機能性、専門家からの信頼」で選ばれるフード。モグワンは「原材料の透明性とグレインフリーという思想」で選ばれるフード、という価値観の違いがハッキリしていますね。
モグワンとロイヤルカナン比較:専門編

ロイヤルカナンの療法食とは?

さて、ここからはロイヤルカナンを語る上で絶対に外せない「専門編」、食事療法食(ベテリナリーダイエット)についてです。モグワンとロイヤルカナンを比較する上で、この「療法食の有無」は決定的な違いの一つになります。
食事療法食って、普通のフードと何が違うの?
「食事療法食」とは、その名前の通り、特定の病気や健康状態の犬(や猫)の栄養管理をサポートするために、獣医師の診断と指導に基づいて与えられる、特別な食事のことです。
一般的なドッグフード(「総合栄養食」と呼ばれます)は、健康な犬がそのフードと水だけで健康を維持できるように作られています。一方で療法食は、特定の病気に配慮して、意図的にある栄養素を増やしたり、逆に厳しく制限したりして、栄養バランスを調整してあるんです。(参照:ロイヤルカナン食事療法食VETSヘルスステーション)
ロイヤルカナンは、この療法食の分野で非常に長い歴史と研究実績があり、世界中の動物病院で広く採用されています。例えば、以下のようなラインナップがあります。
- 腎臓サポート:腎機能が低下している犬のために、腎臓の負担を軽減するとされるタンパク質やリンの含有量を制限しています。
- ユリナリーS/O:尿石症(ストラバイト結石やシュウ酸カルシウム結石)の管理のために、尿のpHやミネラルバランスを精密に調整しています。
- 満腹感サポート:肥満の犬の減量のために、低カロリーでありながら食物繊維を多くして満腹感が得られるように設計されています。
- アミノペプチド フォーミュラ:食物アレルギーが重度な犬のために、タンパク質をアミノ酸レベルまで分解(加水分解)して、アレルギー反応を起こしにくくしています。
モグワンは、あくまで「健康な犬のための総合栄養食」であり、このような特定の病気に対応した療法食のラインナップは持っていません。これが、両ブランドの大きな違いですね。
【超重要】療法食は、絶対に自己判断で与えないで!
ここ、本当に大事なことなので強調します。食事療法食は、動物病院で獣医師の診断を受けて、処方されて初めて与えるものです。
「最近ウチの子、太ってきたから『満腹感サポート』をあげてみよう」とか、「おしっこの色が濃いから『ユリナリーS/O』がいいかも」といった飼い主さんの自己判断で与えるのは絶対にダメです!
なぜなら、例えば健康な犬にリンが制限された「腎臓サポート」を与え続けると、健康維持に必要なリンが不足してしまいます。逆に、症状に合わない療法食を与えると、病気を悪化させる可能性すらあります。
愛犬の健康状態に不安がある場合は、まず動物病院で診察を受ける。その上で、獣医師から「この療法食を、この期間あげてください」と指導があった場合のみ、その指示に厳密に従って与えるようにしてくださいね。
ロイヤルカナン消化器サポートの特徴

ロイヤルカナンの療法食の中でも、特にお世話になることが多いかもしれないのが、「消化器サポート」のシリーズです。犬は急に下痢をしたり、吐いてしまったりすることがありますからね。
この「消化器サポート」シリーズも、実は1種類ではありません。同じ「消化器症状」でも、その原因や状態によって、必要な栄養サポートが全く異なるからです。これもロイヤルカナンの科学的アプローチの表れと言えますね。
代表的なラインナップと、それぞれの特徴(とされるもの)を見てみましょう。
(※注意:これは製品の紹介であり、獣医師の診断に代わるものではありません。必ず獣医師の指示に従ってください。)
1. 消化器サポート(高消化性)
これは、いわゆる「お腹を壊している」状態、例えば急性の下痢や嘔吐、消化吸収不良の時に処方されることがあるフードです。 特徴は、消化率が非常に高い原材料(L.I.P.タンパク質など)を使用していること。胃腸が弱っている時でも、少ない量で効率よく栄養を吸収できるように配慮されているとされます。また、腸内細菌のエサとなるプレバイオティクス(フラクトオリゴ糖など)や、適切なバランスの食物繊維も配合されています。
2. 消化器サポート 低脂肪
これは非常に特殊なフードで、主に「膵炎」の犬や、血液中の脂質が高い「高脂血症」の犬に処方されます。 これらの犬は、脂肪を消化・吸収する能力が極端に落ちているため、食事中の脂肪が命取りになることさえあります。そのため、このフードは脂質含有量が厳格に制限されています(例:ドライフードで脂質4.0%以上 8.0%以下など)。(参照:ロイヤルカナン療法食公式通販 消化器サポート 低脂肪) 「お腹を壊している=低脂肪が良いだろう」と自己判断でこれを選ぶのは非常に危険です。脂肪制限が必要ない下痢の子に与えると、エネルギー不足になってしまいます。
3. 消化器サポート 可溶性繊維
これは主に「便秘」傾向の犬や、一部の「大腸性下痢(しぶり腹)」の犬に処方されることがあります。 最大の特徴は、サイリウム(オオバコ)などの「可溶性食物繊維(水に溶ける食物繊維)」が非常に多く配合されていること。この繊維が水分を保持して便を柔らかくし、腸の動きをサポートすることを目指しているとされます。
このように、「消化器サポート」と一口に言っても、目的はバラバラです。愛犬がお腹を壊してしまったら、まずは絶食させるなどの応急処置をしつつ、すぐに動物病院で診察を受け、「なぜお腹を壊したのか」を診断してもらうことが何よりも大切ですよ。
モグワン ロイヤルカナン 比較の総括
さて、モグワンとロイヤルカナンについて、それぞれの特徴から専門的な療法食の話まで、詳しく比較してきました。最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめてみますね。あなたのフード選びの最終チェックとして、ぜひ活用してください。
- モグワンとロイヤルカナンの比較はコンセプトの根本的な違いを理解
- モグワンはグレインフリーでチキンとサーモンが主原料のフード
- モグワンの口コミで多いのは「食いつきが良い」という肯定的な声
- 一方でモグワンは価格が高い点や通販限定であることがデメリット
- モグワンをやめた理由は価格や愛犬の嗜好に合わなかったケース
- モグワンと肝臓の関連性は高タンパク(27%)である点からの懸念
- 健康な犬であればモグワンの高タンパクが問題になる根拠は薄い
- 肝機能に不安がある場合はフード選びは必ず獣医師に相談が必要
- ロイヤルカナンは科学的根拠に基づき犬種や年齢別に設計
- ロイヤルカナン犬用フードは米やコーンをエネルギー源として使用
- ロイヤルカナンの口コミは獣医師推奨の安心感や種類の豊富さが好評
- 一方でロイヤルカナンは穀物使用や合成添加物を懸念する声もある
- ロイヤルカナンの療法食は獣医師の診断のもとで与える特別な食事
- ロイヤルカナン消化器サポートは症状別に細かく調整された療法食
- フード選びは愛犬の個体差と健康状態を最優先に考える