こんにちは。Chiwana Rhythm 運営者の「ゆうき」です。
チワワのブラシ選びって、本当に悩みますよね。「チワワ ブラシ おすすめ」で検索しても、種類が多すぎて…。特にロングコートとスムースコートでは、お手入れの方法が全然違います。うちの子に合うのはスリッカーブラシなのか、それともラバーブラシなのか、抜け毛対策に本当に効果があるのか、いろいろ考えちゃいますよね。
また、子犬を迎えたばかりだと「痛くないかな?」「いつから始めればいいの?」なんて不安も尽きないかも。ブラッシングは、チワワの健康とコミュニケーションのためにすごく大切です。この記事では、あなたの愛犬にピッタリのブラシが見つかるように、毛質ごとの選び方や使い方を、私の経験も踏まえて分かりやすく解説していきますね。
この記事のポイント
- チワワの毛質(ロングとスムース)に最適なブラシの種類
- 子犬用から成犬用まで、ブラシ選びの基本ポイント
- スリッカーブラシとラバーブラシの正しい使い分け
- ブラッシングを嫌がる場合のやさしい慣らし方
チワワのブラシおすすめの選び方

チワワのブラシ選びは、なんといっても「毛質」に合わせるのが最大のポイントです。あなたの愛犬がロングコートなのか、それともスムースコートなのかで、使うべき道具がガラッと変わってきますよ。ここを間違えると、せっかくのお手入れが逆効果になっちゃうかも。まずは基本の選び方から見ていきましょう。
ロングコートチワワの毛質と特徴

ふわふわで優雅な被毛が魅力のロングコートチワワ。見ているだけで癒されますよね。でも、その美しい毛並みを維持するのは、実は結構な手間がかかるんです。
彼らの毛は「ダブルコート」と呼ばれる二重構造になっています。外側に見えている比較的しっかりした毛が「オーバーコート(上毛)」で、これは皮膚を紫外線や衝撃から守る役割があります。そして、その下に隠れている、綿毛のように柔らかくて細い毛が「アンダーコート(下毛)」です。これは、体温調節、特に保温の役割を果たしています。
このアンダーコートが、年に2回、春と秋の「換毛期」にごっそり抜け替わるんです。春には冬用のモコモコのアンダーコートが抜けて夏仕様に、秋には夏用の粗いアンダーコートが抜けて冬の寒さに備えます。だから、この時期は「えっ、こんなに抜けるの!?」って驚くほど抜け毛が多くなります。
そして、この柔らかいアンダーコートが、とにかく絡まりやすい!これが毛玉の主な原因になります。
毛玉ができやすい要注意エリア
特に毛玉ができやすいのは、体が擦れやすい場所です。
- 耳の後ろ: 頭を振ったり、耳をかいたりする摩擦で絡まりやすいです。
- 脇の下や内股: 歩くたびに前足や後ろ足が擦れる場所ですね。
- お尻周りや尻尾の付け根: 座ったり、尻尾を振ったりすることで毛がもつれます。
- 胸の飾り毛: ハーネスや洋服が擦れることでも毛玉ができやすいポイントです。
こうした毛玉を放置してしまうと、どうなるか…。最初は小さな絡まりでも、どんどん周りの毛を巻き込んで、あっという間にフェルト状に固まってしまいます。こうなると、まず皮膚の通気性が最悪になりますよね。湿気がこもって雑菌が繁殖し、皮膚炎やかゆみの原因に。さらに、毛玉が皮膚を引っ張り続けることで、ワンちゃんは常に痛みを感じることにもなりかねません。
だからこそ、ロングコートチワワには、毛玉になる前の「絡まり」をほぐし、不要なアンダーコートを取り除いてあげるための、毎日のブラッシングが絶対に欠かせないんですよ。
スムースコートチワワの抜け毛対策

つやつたした短毛が特徴のスムースコートチワワ。「短毛だし、ロングコートに比べたらお手入れは楽でしょ?」と思われがちです。私も最初はそう思ってました。
でも、大きな間違いでした! スムースコートも、実はものすごく抜け毛が多いんです。
スムースコートの多くは「シングルコート」といって、アンダーコートがなく、オーバーコートだけで構成されています。でも、アンダーコートがないから抜けない、ということにはなりません。毛には「毛周期(ターンオーバー)」があって、常に新しい毛が生え、古い毛が抜け落ちています。スムースコートのチワワは、この毛周期が比較的短い子が多く、一年を通してコンスタントに毛が抜け続けるんです。
しかも、その毛は短くて硬い!ロングコートの毛のようにフワフワと舞うのではなく、ソファやカーペット、そしてあなたの洋服に「突き刺さる」んです…。これがまた、掃除機でもコロコロでも取りにくくて、本当に厄介なんですよね。
スムースコートのお手入れの重要性
毛玉にはなりにくいスムースコートですが、ブラッシングはサボっちゃダメです。抜け毛対策はもちろんですが、それ以上に「皮膚の健康維持」にすごく大切なんです。
スムースコートは被毛が短い分、皮膚が直接外部の刺激(紫外線、乾燥、汚れなど)にさらされやすいです。ブラッシングをしてあげることで、
- 抜け毛やフケ、ホコリを取り除き、皮膚を清潔に保てる。
- ブラシの適度な刺激がマッサージになり、皮膚の血行を促進できる。
- 血行が良くなることで新陳代謝が活発になり、健康でツヤのある被毛が生えてくる。
という、素晴らしい好循環が生まれます。
だから、スムースコートのチワワにも、皮膚を傷つけない優しいブラシを使った定期的なブラッシングが、抜け毛対策と皮膚トラブルの予防のために、とっても重要なんですよ。
チワワの毛質まとめ
- ロングコート(ダブルコート): 柔らかいアンダーコートがあり、換毛期に大量に抜ける。毛玉になりやすい。→毛玉予防と抜け毛除去が最優先!
- スムースコート(シングルコート): 短く硬い毛が一年を通して抜ける。毛玉にはなりにくいが、毛が刺さる。→抜け毛除去と皮膚の健康維持(マッサージ)が最優先!
どちらのタイプも、目的は違えど、ブラッシングは必須です!
子犬のブラッシングはいつから?

子犬のブラッシング、いつから始めたらいいか本当に悩みますよね。「まだ毛も短いし、早いかな?」「痛がったらどうしよう…」って。すごくわかります。
結論から言うと、お迎えしたその日からスタートしてOKです!
もちろん、いきなり成犬と同じようにゴシゴシやるわけじゃありませんよ。生後数ヶ月の子犬の皮膚は、私たちが思う以上に薄くてデリケート。それに、初めての場所や人にまだ緊張している時期です。
この時期のブラッシングの最大の目的は、「毛をとかすこと」よりも、「ブラシや、体に触られることに慣れてもらうこと」です。これは、将来のお手入れをスムーズにするための「社会化」の一環だと考えてください。
「ブラッシング=飼い主さんとの楽しいスキンシップタイムなんだ!」と、子犬にポジティブなイメージを持ってもらうことが、何よりも大切です。
子犬のブラッシング慣らしステップ
焦りは禁物です。以下のステップで、数日かけてゆっくり進めましょう。
- ステップ1:ブラシとご対面 まず、ブラシを子犬に見せて、匂いを嗅がせます。「これはおもちゃじゃないよ、怖くないよ」と教えます。ブラシの近くにおやつを置いて、ブラシがある=良いことがある、と関連付けます。
- ステップ2:ブラシの「背」で触る ブラシのピン(針)側ではなく、背中や持ち手の部分で、優しく体をなでてあげます。まずは背中など、嫌がりにくい場所から。
- ステップ3:ブラシで「一瞬」とかす 子犬用の柔らかいブラシ(ピンブラシや獣毛ブラシがおすすめ)で、毛の流れに沿って背中を「サッ」と一瞬とかします。できたらすぐに「えらいね!」と思いっきり褒めて、おやつをあげます。
- ステップ4:時間を少しずつ延ばす 「サッ」が大丈夫そうなら、次は「サッサッ」と2回、次は3秒、次は5秒…と、子犬の様子を見ながら、絶対に嫌がる前に終わらせるのがコツです。
子犬におすすめのブラシ
子犬期に使うブラシは、「皮膚を絶対に傷つけないこと」が絶対条件です。
- ピンブラシ(先丸タイプ): 人間用のブラシに似ていて、ピンの先端が丸く加工されているもの。皮膚へのあたりが優しいです。
- 獣毛ブラシ(ソフトタイプ): 豚毛などの柔らかい毛でできたブラシ。ツヤ出しやマッサージ感覚で使えます。
いきなりスリッカーブラシのようなハードなものを使うと、その痛い記憶で一発でブラシ嫌いになってしまう可能性があるので、絶対にやめてくださいね。
子犬ブラッシングのNG行動
- いきなりスリッカーブラシを使う: 子犬の皮膚には刺激が強すぎます。
- 嫌がっているのに押さえつける: 「拘束=怖い」と学習してしまいます。
- 長時間ダラダラと続ける: 子犬の集中力は短いです。楽しく終われるうちに切り上げましょう。
- 毛玉を無理に引っ張る: 痛い思いをさせたらトラウマになります。
この時期に良いイメージを持ってもらえると、その後のトリミングや動物病院での診察など、あらゆる「体に触られる」ことへの抵抗感が少なくなります。成犬になってからのお手入れが格段に楽になりますよ。
犬用ブラシの種類とおすすめのブラシ

ペットショップに行くと、本当にたくさんの種類の犬用ブラシが並んでいて、「どれがうちの子に必要なの?」と迷ってしまいますよね。チワワにおすすめのブラシも、実は1本だけじゃなく、用途によって使い分けるのが、美しい被毛を保つ秘訣だったりします。
まずは、代表的なブラシの種類と、それぞれの役割(得意分野)をしっかり理解しておきましょう。
| ブラシの種類 | 主な用途 | おすすめの毛質 | チワワ的使い所 |
|---|---|---|---|
| スリッカーブラシ | 抜け毛(アンダーコート)除去、毛玉ほぐし | ロングコート | ロングコートのメインブラシ。換毛期の抜け毛除去、毛玉予防に。 |
| ラバーブラシ | 抜け毛除去、マッサージ | スムースコート(短毛) | スムースコートのメインブラシ。抜け毛取りとマッサージを同時に。 |
| ピンブラシ | 毛並みを整える、もつれ防止、慣らし用 | ロングコート、子犬 | ロングコートの日常的なもつれ防止。子犬の慣らし用に最適。 |
| 獣毛ブラシ | ツヤ出し、仕上げ、ホコリ取り | 全犬種(特にスムース) | スムースコートのツヤ出し仕上げ。ロングコートの静電気防止にも。 |
| コーム | 仕上げ、毛玉チェック、顔周り | ロングコート | ロングコートのブラッシング後の最終チェック。小さな毛玉の発見に。 |
こんな風に、それぞれ得意分野が違います。全部揃える必要はありませんが、チワワの場合、毛質に合わせて最低でも「基本のブラシ(メインブラシ)」と「仕上げ・チェック用のブラシ」の2種類を使い分けるのが理想的かなと思います。
スリッカーブラシ
「く」の字型の金属ピンがびっしり植えられたブラシ。ロングコートのアンダーコートをかき出す力は最強クラスです。ただし、ピンが細く鋭いため、皮膚を傷つけやすいのが最大の注意点。ソフトタイプとハードタイプがありますが、チワワのような小型犬には、ピンが柔らかめのソフトタイプがおすすめです。
ラバーブラシ
ゴムやシリコンなど、柔らかい素材でできたブラシ。突起が皮膚を優しくマッサージしながら、静電気の力も使って抜け毛を絡め取ります。スムースコートにはこれ以上ないほど最適。丸洗いできるものが多く、シャンプー時に使うと毛穴の汚れまでスッキリ落とせますよピンブラシ
人間用のヘアブラシに似ていて、ピンの先端が丸く加工(先丸)されているのが特徴。皮膚への刺激が最も少ないブラシの一つです。スリッカーブラシほどアンダーコートは取れませんが、ロングコートの日常的な毛のもつれをほぐしたり、毛並みを整えたりするのに向いています。子犬のブラッシングデビューにも最適です。
獣毛ブラシ(豚毛・猪毛)
動物の毛(主に豚毛や猪毛)を使ったブラシです。毛に含まれる油分で、ブラッシングするほどに被毛に自然なツヤが出ます。また、静電気を抑える効果も。スムースコートの仕上げに使うと、ビロードのような輝きが出ますよ。毛が柔らかい「豚毛」がチワワには使いやすいかなと思います。
コーム
金属製の「くし」ですね。目が粗い方と細かい方が一体になっているものが多いです。ロングコートのブラッシングの最後に、スリッカーやピンブラシでとかし残した毛玉やもつれがないか、皮膚から毛先までスムーズに通るかをチェックするために使います。「最後の砦」であり「最終確認」の道具です。
ゆうき的・おすすめの組み合わせ
- ロングコートチワワなら: メイン: スリッカーブラシ(ソフトタイプ) 仕上げ: コーム
- スムースコートチワワなら: メイン: ラバーブラシ 仕上げ: 獣毛ブラシ(豚毛)
まずはこの2本立てから揃えてみるのが、一番失敗がないかなと思います!
スリッカーブラシがおすすめの理由

さて、数あるブラシの中で、なぜロングコートチワワのお手入れの「主役」として、スリッカーブラシがおすすめされるんでしょうか。それは、あの独特の形状に秘密があります。
スリッカーブラシの最大の特徴は、「く」の字に曲がった無数の細い金属ピンです。この「く」の字が、まさにアンダーコートを引っ掛けてキャッチするための、完璧な形状なんです。
ロングコートチワワのふわふわの被毛の奥には、前述の通り、体温調節のための柔らかいアンダーコートが密集しています。特に換毛期には、このアンダーコートがごっそりと抜け落ちる準備を始めます(これを「死毛」と呼びます)。
この死毛を放っておくと、どうなるか…。それが抜け落ちずに健康な毛と絡み合い、毛玉の原因になったり、皮膚の通気性を悪くして皮膚トラブルを引き起こしたりします。
ここでスリッカーブラシの出番です。 優しく毛並みに沿ってブラッシングすると、「く」の字のピンが被毛の奥深くまで入り込み、役目を終えたアンダーコート(死毛)だけを効率よく引っ掛けて、かき出してくれるんです。
他のブラシ、例えばピンブラシや獣毛ブラシでは、ここまで効率よくアンダーコートを取り除くことは難しいです。ラバーブラシはスムースコートには最適ですが、ロングコートの奥深くまでは届きにくい。
だからこそ、
- 換毛期の抜け毛を「ごっそり」取り除きたい
- 毛玉の最大の原因であるアンダーコートの絡まりを「予防」したい
- 不要な毛を取り除き、通気性を良くして皮膚を健康に保ちたい
- 結果として、サロン帰りのような「フワフワ」な仕上がりにしたい
これらのロングコートチワワ特有の悩みを解決するのに、スリッカーブラシが最もパワフルで効率的なツールなんですね。
スリッカーブラシの選び方(チワワ用)
スリッカーブラシにも色々ありますが、チワワ(特にロングコート)用に選ぶなら、以下の点をチェックしてみてください。
- ソフトタイプを選ぶ: ピンが柔らかく、しなるもの。ハードタイプはプロ用か、大型犬の頑固な毛玉用です。チワワには刺激が強すぎます。
- 小さめのサイズを選ぶ: チワワの小さな体に、大きなブラシは使いにくいです。脇の下や顔周りなど、細かい部分にも届くよう、ヘッドが小さめのものを選びましょう。
- 持ちやすいものを選ぶ: 軽い力で使えるよう、持ち手が手にフィットするものがおすすめです。
ただし、そのパワフルさゆえに、スリッカーブラシは「使い方を間違えると最も危険なブラシ」でもあります。この点は、次のセクションでよーく確認してくださいね!
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スリッカーブラシチワワへの注意点

スリッカーブラシがロングコートチワワに最適!と力説しましたが、これは「正しく使えば」という、とーっても大事な大前提がつきます。
はっきり言って、スリッカーブラシは、チワワに使う上で一番注意が必要な、諸刃の剣のようなブラシです。
なぜなら、あの無数の金属ピン。先端をよく見てみてください。結構鋭いですよね。これを自分の手の甲に当てて、少し力を入れてこすってみてください。…痛くないですか?結構ヒリヒリするはずです。
私たち人間よりもずっと皮膚が薄くデリケートなチワワに、もし間違った使い方をしてしまったら…。考えるだけでも怖いですよね。「スリッカー負け」といって、皮膚が赤くなったり、フケが出たり、ひどい時は出血してしまったりすることもあります。
一度でも「ブラッシング=痛い!」とチワワが覚えてしまったら、ブラシを見ただけで逃げ回るようになってしまい、信頼関係の修復にも時間がかかります。
そうならないために、絶対に守ってほしいNGな使い方を、まず頭に叩き込んでください。
スリッカーブラシの絶対NGな使い方
- 力を入れて押し付ける(厳禁): これが一番ダメです。皮膚が傷つき、炎症の原因になります。絶対にダメ!
- 同じ場所を何度もこする: 優しい力でも、何度も何度も同じ場所をこすれば、摩擦で皮膚を痛めます。
- 毛玉を無理やり引っ張る: 犬が激痛を感じます。毛玉を見つけたら、スリッカーで無理やりとかそうとせず、まずはコームの先端や指で優しくほぐす努力をしてください。
- スムースコートに使う: 短毛の子にスリッカーは不要です。刺激が強すぎて皮膚を荒らします。絶対に使わないでください。
- 顔や目、肛門周りに使う: デリケートで危険な場所には絶対に使わず、コームなど安全な道具を使いましょう。
正しい持ち方:「ペン持ち」
力を入れすぎないための最大のコツは、「持ち方」です。
ブラシの柄を、グーで握りしめるのはNG。グーで握ると、腕の力がそのままブラシに伝わってしまいます。
正解は、鉛筆を持つように「ペン持ち」すること。親指、人差し指、中指で軽く柄を支えるように持ちます。これだけで、余計な力が入りにくくなるはずです。
正しい使い方:「手首のスナップ」
次に、ブラシの動かし方です。力を抜いたペン持ちのまま、皮膚に対してブラシを「平行」に当てます。(垂直に立てないでください!)
そして、腕全体でゴシゴシ動かすのではなく、手首のスナップをきかせて、「サッ、サッ」と軽く毛の表面をなでるようにとかします。皮膚にピンの先端をガリガリと押し付けるのではなく、あくまで「毛だけ」をすくい取るイメージです。
片方の手で毛をかき分けて皮膚の状態を目で確認しながら(これを「スリッティング」と言います)、皮膚が見える状態で、毛の根本から毛先に向かって、優しくブラシを通してください。
スリッカーブラシは、正しく使えば最強の味方。でも、一歩間違えれば愛犬を傷つける道具にもなります。この注意点だけは、本当に肝に銘じておいてくださいね。
実践!チワワブラシおすすめの使い方

ブラシの種類や選び方、注意点がわかったら、次はいよいよ実践編です!
チワワにおすすめのブラシを、どうやって使えば愛犬が快適で、飼い主さんも効率よくお手入れできるのか。毛質ごとの基本的な使い方と、愛犬に「あ〜、ブラッシングって気持ちいい!」と思ってもらうための、ちょっとしたコツを紹介しますね。
短毛の犬におすすめのラバータイプ

スムースコートチワワのような短毛種に、私が一番おすすめしたいブラシは、もう何度もお伝えしていますが、断然ラバーブラシ(またはシリコンブラシ)です。
スリッカーブラシのように皮膚を傷つける心配がほとんどなく、メリットだらけなんですよ。
ラバーブラシのここがスゴイ!
スムースコートチワワにとって、ラバーブラシが「最適解」である理由はたくさんあります。
- 皮膚に最高に優しい 素材が柔らかいゴムやシリコンなので、デリケートなスムースコートの皮膚を傷つける心配がありません。それどころか、適度な弾力がマッサージ効果を生み出します。
- 抜け毛のキャッチ力がスゴイ あの短い「刺さる毛」を、どうやって取るのか。ラバーブラシは、突起でかき出すだけでなく、素材特有の「静電気」や「摩擦力」で、抜け毛をブラシ表面に吸着・絡め取ってくれるんです。取れた毛がまとまってポイっと捨てやすいのも特徴。
- マッサージ効果で血行促進 これが最大のメリットかも。柔らかい突起が皮膚を心地よく刺激し、血行を促進します。血行が良くなれば、皮膚の新陳代謝が活発になり、健康でツヤッツヤな被毛が生えてくるのを助けてくれます。リラックス効果も抜群ですよ。
- シャンプー時に大活躍 丸洗いOKな製品がほとんどなので、シャンプーの時にも使えます。手で洗うだけでは落としきれない、毛穴の奥の汚れや皮脂をかき出しながら泡立てるのに最適。しっかり洗えて、すすぎ残しも減らせます。
ラバーブラシの基本的な使い方
使い方はとっても簡単です。
- 基本は「毛の流れに沿って」: まずは毛並みに沿って、背中から尻尾、お腹へと優しくなでるようにブラッシングします。
- 円を描くように「マッサージ」: 皮膚をマッサージするように、ゆっくりと円を描きながら使うのも効果的。ワンちゃんが「うっとり」し始めたら、そこが気持ちいいポイントです。
- たまに「毛の流れに逆らって」: 抜け毛が多い時期は、毛の流れに逆らって(お尻から頭に向かって)優しくかき上げるように使うと、奥に潜んだ抜け毛が浮き上がってきます。ただし、やりすぎは禁物ですよ。
ラバーブラシの選び方と仕上げ
ラバーブラシには、手のひらにスポッと収まるタイプや、手袋のように手にはめる「グローブ型」があります。グローブ型は、なでる感覚に近くなるので、ブラシ嫌いの子の「慣らし」にもすごくおすすめですよ。
ラバーブラシで抜け毛を取った後は、仕上げに獣毛ブラシで毛並みを整え、ツヤを出してあげると完璧です。もし獣毛ブラシがなければ、固く絞った濡れタオルで体を拭いてあげるだけでも、残った毛やフケが取れてスッキリしますよ!
抜け毛がよく取れるブラッシング法

特にロングコートチワワの換毛期…。「なんでこんなに抜けるの!?」って、途方に暮れること、ありますよね。この時期のブラッシングは、いかに効率よく、そして安全に抜け毛(死毛)を取り除くかが勝負です。
「抜け毛がよく取れる」=「力任せにゴシゴシ」では、絶対にありませんよ! それはただ皮膚を痛めつけているだけ。ポイントは、「毛をかき分けて、皮膚を確認しながら、根本から」優しくとかすことです。
ロングコートチワワのブラッシング手順を、ステップバイステップで詳しく見ていきましょう。
ステップ1:準備と毛玉チェック(コーム)
いきなりスリッカーブラシを当ててはいけません。まずは、金属製のコーム(くし)を使って、毛玉ができやすい場所(耳の後ろ、脇、内股、お尻)を優しくとかし、大きな毛玉や絡まりがないかチェックします。
なぜこれを最初にするか? もし大きな毛玉があるのにスリッカーを当てたら、毛玉にブラシが引っかかって「ブチッ!」と毛が抜け、犬は激痛を感じます。これで一気にブラシ嫌いになってしまいます。毛玉があれば、まずは指やコームの先端で優しくほぐしましょう。
ステップ2:スリッティング(毛をかき分ける)
毛玉がないことを確認したら、いよいよスリッカーブラシ…の前に、大事な「スリッティング」です。片方の手で、毛の流れと逆方向に毛をかき分け、皮膚がちゃんと見える状態を作ります。ロングコートチワワの毛は長いので、上っ面だけとかしても、奥にあるアンダーコートには届かないんです。
ステップ3:スリッカーブラシ(根本から毛先へ)
皮膚が見えたら、もう片方の手に持ったスリッカーブラシ(ペン持ち!)を当てます。この時、ブラシを皮膚と「平行」にし、毛の根本にそっと置きます。そこから、手首のスナップをきかせて、皮膚をこすらないように「サッ」と毛先に向かってとかします。力は要りません。毛だけをすくい取るイメージです。
ステップ4:全身をとかす順番
スリッティングで場所を少しずつずらしながら、全身をとかしていきます。順番としては、犬が嫌がりにくい場所から始めるのがセオリーです。
背中 → お尻・尻尾 → 胸・お腹 → 首周り → 最後に敏感な足先や耳周り
こんな感じがおすすめです。お腹や内股は皮膚が薄くデリケートなので、特に優しく!
ステップ5:最終コームチェック(仕上げ)
スリッカーブラシで全身をとかし終えたら、お疲れ様でした!…と、ここで終わってはダメなんです。
最後に、もう一度コームの出番です。仕上げにコームで全身をとかし、毛の根本から毛先まで、どこにも引っかからずにスムーズに通るかを確認します。もし引っかかる場所があれば、そこはまだ小さなもつれが残っている証拠。優しくほぐしてあげましょう。
この「最終コームチェック」こそが、見えない毛玉を防ぎ、完璧な仕上がりを作るための「最後の砦」なんですよ。
ロングコートのブラッシング手順まとめ
- コームで毛玉チェック&ほぐし
- スリッティングで毛をかき分け、皮膚を出す
- スリッカーブラシ(ペン持ち)で皮膚と平行に、根本から毛先へ「サッ」
- 少しずつ場所をずらしながら全身(背中→尻尾→胸→腹→足)
- 最後にコームで最終チェック!
この手順でやれば、皮膚を傷つけず、不要なアンダーコートだけをしっかり取り除くことができます。換毛期は特に、この手順を丁寧にやってあげてくださいね。
愛犬が気持ちいいブラッシングの仕方

ブラッシングを、ワンちゃんが嫌がる「お手入れ」という作業じゃなくて、飼い主さんとの「ラブラブなコミュニケーションタイム」にしたいですよね。
そのためには、愛犬が「あ〜、なんか気持ちいい…」「ブラッシングって悪くないかも」と感じてくれることが一番。
では、「気持ちいい」ブラシのかけ方って、どんなのでしょう?
それは技術的なこと以上に、「力を抜いて、優しく、たくさん声をかけながら」という、飼い主さんのマインドがすごく大切なんです。
環境づくりと飼い主さんのリラックス
まず、ワンちゃんがリラックスできる環境を整えましょう。いつものお気に入りのベッドの上や、ソファで飼い主さんの膝の上など、ワンちゃんが「安心できる場所」を選びます。
そして、一番大事なのは、飼い主さん自身がリラックスすること! 「さあ、やるぞ!」「嫌がらないでよ!」なんて飼い主さんが緊張したりイライラしたりしていると、その空気はワンちゃんに100%伝わります。テレビでも見ながら、リラックスした気分で「ちょっと撫でさせてね〜」くらいの軽い気持ちで始めるのがいいですよ。
「声かけ」は魔法のコトバ
ブラッシング中は、とにかくたくさん話しかけてあげてください。 「お利口だね〜」「気持ちいいね〜」「きれいになっちゃうね〜」「ゆうきくん(愛犬の名前)、かわいいね〜」
内容はなんでもいいんです(笑)。優しくて高い、ポジティブなトーンの声を聞かせてあげることで、ワンちゃんはすごく安心します。「今、自分は注目されてる」「飼い主さんが嬉しそうだ」と感じて、ブラッシング自体に良いイメージを持ってくれますよ。
ブラシの動かし方と「ご褒美」
ブラシの動かし方にもコツがあります。ロングコートのスリッカーは「サッ、サッ」と短くですが、スムースコートのラバーブラシや、仕上げの獣毛ブラシは、ゆっくり、大きく、毛の流れに沿って動かします。特に背中やお尻など、面積が広くて嫌がりにくい場所は、なでるようにゆっくりブラシをかけてあげると、うっとりしてくれる子も多いです。
逆に、顔周りや足先、お腹は敏感な子が多いので、嫌がるそぶり(耳を伏せる、しっぽを下げる、体をなめる、ブラシを噛もうとする)を見せたら、無理は禁物。すぐにやめて、またリラックスできる背中をなでる、など切り替えましょう。
そして、ブラッシングが終わったら、「終わったよ!えらかったね!」と、大好きなおやつをあげて、思いっきり褒めちぎってください!
「ブラッシングを我慢したら、最高のご褒美がもらえた!」
この「良いこと」との関連付けが、ブラッシングを好きになってもらうための最強の魔法になりますよ。
ブラッシングを好きになってもらうマインドセット
- 飼い主さんがまずリラックスする。
- ポジティブな声かけを絶やさない。
- ワンちゃんの「嫌」のサインを見逃さず、無理をしない。
- 終わったら、おやつと賞賛で「最高の時間」として締めくくる。
ブラッシングを嫌がる場合の対策

「うちの子、ブラシを見ただけでしっぽを巻いて逃げちゃうんです…」 「体を触ろうとすると、唸ったり噛もうとしたりするんです…」
こういうお悩み、すごく多いですよね。ワンちゃんがブラッシングを嫌がるのには、必ず理由があります。
- 過去に痛い思いをした: 無理やり毛玉を引っ張られた、スリッカーで皮膚を傷つけられたなど。
- ブラシ自体が怖い: 見慣れない物体が体に近づいてくるのが怖い。
- 拘束されるのが嫌: じっとさせられたり、押さえつけられたりするのがストレス。
理由が何であれ、嫌がっている子を無理やり押さえつけてブラッシングするのは、絶対にNGです。それはもう「お手入れ」ではなく「虐待」に近い行為になってしまい、ワンちゃんとの信頼関係はボロボロになります。
こういう場合は、「ステップをうんと下げて、最初からやり直す」しかありません。時間はかかるかもしれませんが、焦らず、ワンちゃんのペースに合わせて「ブラシ=怖くない、むしろ良いことがある」と、根気強く教えていくことが結局は一番の近道になります。
ブラシ嫌い克服・超スモールステップ法
絶対に焦らないでください。1つのステップをクリアするのに1週間かかってもいいんです。
- ステップ1:ブラシと「共存」する ブラシを部屋の床にポンと置いておきます。ワンちゃんが近づいて匂いを嗅いだら「えらいね!」と褒めておやつ。ブラシの近くにおやつを置くのもOK。「ブラシ=危険物ではない」と認識させます。
- ステップ2:ブラシで「触る」練習 飼い主さんがブラシを手に持ちます。まずはピン(針)側ではなく、ブラシの「背」の部分(プラスチックや木の部分)で、ワンちゃんの背中を優しくなでてみます。できたらすぐおやつ!
- ステップ3:ブラシで「とかす」練習(一瞬!) ステップ2が大丈夫なら、いよいよブラシ側で。一番柔らかいブラシ(獣毛ブラシやグローブ型が最適)で、背中を「サッ」と一瞬だけとかします。できたら、速攻でおやつ&大絶賛!
- ステップ4:時間を「1秒ずつ」延ばす 「サッ」が大丈夫なら、次は「サッサッ」と2回(約2秒)。それも大丈夫なら、次は3秒…。というように、ワンちゃんが「あれ?もう終わり?」と思うくらい、絶対に嫌がる前に終わらせるのが最大のコツです。
ブラシ嫌いな子への絶対NG対応
- 叱る: 「なんでやらせてくれないの!」と叱っても、ワンちゃんは「ブラシ+叱られた」という最悪の記憶しか残りません。
- 押さえつける: 恐怖とパニックで、余計に暴れるか、心を閉ざしてしまいます。
- 諦める: 「どうせ嫌がるから」とお手入れを諦めると、毛玉だらけ・抜け毛だらけになり、皮膚病などの健康問題に直結します。
拘束されるのが嫌な子の場合は、飼い主さんの膝の上ではなく、床でリラックスしている時に、大好きなおやつを舐めさせている間に(ペースト状のおやつがおすすめ!)、その隙に背中をサッととかす、など工夫してみてください。
どうしても飼い主さんだけでは難しい場合(噛みつきがひどいなど)は、無理をせず、ドッグトレーナーさんやトリマーさんなど、プロに相談する勇気も必要ですよ。
総括:チワワブラシおすすめの選び方

ここまで、チワワのブラシについて、毛質のことから種類、使い方、嫌がる場合の対策まで、私の知っていることを全部お話ししてきました。
最後に、チワワブラシおすすめの選び方を、もう一度シンプルにまとめますね。
それは、「あなたの愛犬の毛質に合った、皮膚を絶対に傷つけないブラシを選ぶこと」、もう本当に、これに尽きます。
ロングコートチワワの飼い主さん。 あなたの愛犬の美しい被毛は、まさに「絹」です。でも、その下には換毛期に手ごわいアンダーコートが隠れています。毎日のスリッカーブラシ(ソフトタイプ!)と、仕上げのコームでのチェック。このコンボが、美しい毛並みと健康な皮膚を守る最大の鍵です。力加減だけは、本当に気をつけてくださいね。
スムースコートチワワの飼い主さん。 「お手入れが楽」なんていう世間のイメージに惑わされないでください(笑)。あなたの愛犬は、抜け毛対策と皮膚の健康維持がとても大切です。ラバーブラシでの毎日のマッサージは、抜け毛対策とスキンシップの両方を叶えてくれる、最強のツールです。仕上げの獣毛ブラシで、ピカピカの「ビロードのツヤ」を手に入れてください。
そして、子犬やブラシ嫌いな子の飼い主さん。 焦らないでください。ブラッシングは「義務」ではありません。まずは、柔らかいブラシで「なでる」ことから。「ブラッシング=飼い主さんを独り占めできる、最高にハッピーな時間」だと、愛犬に教えてあげてください。
ブラシ選びは、愛犬の健康を守るための「投資」です。100円ショップのもので済ませるのではなく、ぜひあなたの愛犬の毛質と皮膚に合った、品質の良いブラシを選んであげてほしいなと思います。
ゆうき的・結論(再掲)
- ロングコートチワワ: 基本はスリッカーブラシ(アンダーコート除去用)+コーム(仕上げ・毛玉チェック用)。力加減に細心の注意を!
- スムースコートチワワ: 基本はラバーブラシ(抜け毛除去&マッサージ用)。+獣毛ブラシ(ツヤ出し用)があれば最高!
- 子犬・ブラシ嫌いの子: まずは柔らかいピンブラシや獣毛ブラシで「慣れる」ことから。ご褒美を忘れずに!
この記事が、あなたのブラシ選びの迷いを少しでも解消できていたら、すごく嬉しいです。
愛犬にぴったりのブラシを見つけて、毎日のブラッシングタイムを、飼い主さんも愛犬も「うっとり」するような、至福の時間に変えていきましょうね!